第53回関東口加会だより(令和1年6月16日開催)

令和1年6月16日(日)第53回関東口加会は霞が関の東海大学校友会館で開催されました。母校同窓会本部で口加カラーのポロシャツを作成されたと聞き、平野会長はじめ役員数名はそのポロシャツを着用し、気合を入れての関東口加会でした。毎年会のはじめにこの一年にお亡くなりになった方のご冥福をお祈りすることから始めますが、やはり存じ上げている方のご冥福をお祈りする際はさみしい思いがします。出席者全員で母校の校歌を斉唱しますが、毎年指揮をしてくださっている竹下輝雄さんが今回はご欠席で、S49卒の山上かつ子さんに指揮をお願いいたしました。

平野会長からの挨拶ですが、この20年ほど会長は事務局をやってくださっておりますが、案内状の送付・出欠整理を今年から恵恵美子さんにやっていただくようになり、大変楽になったとおっしゃいました。(私からも恵さんに感謝!)。会長は初めの頃、福田学相談役と「150名集めよう。目標、軽いかな?」と思っていらしたとのこと。「1500名に案内状を出して145名の出席だった。参加者が150名になったら事務局を辞めようと思っていたが、このままだと永久にかなり厳しい・・・。これからは一年一年やっていく。

参加者が少なくてもいいので、内容を充実していく、あと数年はやらしていただくのでご協力をお願いします・・・」とのことでした。心強い言葉です。どうぞよろしくお願いいたします。

また、平野会長は週に2~3回は口加高校のHPを見ていらっしゃるとのことですが、そのアクセス数が1日当たり130名とすごい数。狩野校長先生が毎日更新されているHPはとてもわかりやすく長崎県下の高校のHPでは間違いなくトップ3に入る素晴らしいHPなので是非みなさんにもHPを訪問して欲しいとのことです。(昨年10月からのカウントだそうですが、10月27日21時過ぎ 私はトータルで48308人目でした)。関東口加会も少しずつ、ちょっとしかできないかもしれないけどこれからも母校を応援し続ける・・とお話しになりました。
2020年オリンピック年には口加会も記念になることをやろうと役員会で話し合い、中部口加会と合同で 熱海で一泊、盛大に同窓会を開催することにしたと告知なさいました。 2020年10月25日~26日、ぜひ沢山の方に参加していただきたいです。今年は役員改選の年でしたので 会長より新役員の紹介もありました。案内葉書を担当くださったS57年卒恵恵美子さん(南串山出身)とS59年卒の松山義幸さん(南串山出身)、若い力が事務局を活気づけてくれると心強く思います。

「改めて 遠いなぁ・・」と思いながら 早起きして出席くださった林田本部同窓会長からもご挨拶を頂きました。裾野の交流を深め、母校へ思いを寄せてもらえばと、4年前からすべての会員へ同窓会紙「あやめが丘」を配布しているとのこと。みなさんのお手元にも届いていることと思います。この数年おいでいただいておりますが、林田会長は、「昨年までは「新入生が減った・・」と話していたが、狩野校長先生が頑張ってくださっており、地元の中学で生徒や父兄に啓蒙活動をなさり、先生方の目の色も変わり、その結果、今年度の新入生は107名に増えた」と誇らしそうにお話しになりました。

林田新一本部同窓会長

その前年は71名だったのでこれは劇的な数であり、島原半島の各学校、生徒数が減ってお互い苦労している中、やはり3年前にできたグローカルコース、また今年は福祉科(こちらはまだ受け入れる寮の問題があるそうですが)の効果でなはないかと仰っておりました。グローカルコースはこれまで15名、15名だったのが3年目の今年は37名。グローカルコースへの評価が現れたと思い、これから卒業する3年生の進路に注目して、それによって口加高校の先が見えてくるのではないかと思っているとお話しになりました。 生徒数は回復を見せているが ただ、一時90名から71名のどんでん返しも経験しているのでぬか喜びはしないようにして見守り、我々関東口加会にも生徒が集まるようアピール・発信してもらいたいとおっしゃいました。
関東口加会としても 母校の為にできることはさせていただきたいと思います。

狩野校長先生からは 資料をもとに母校の状況をお話しいただきました。資料では①卒業生数 ②定員推移(商業科S54年に閉科、家政科H20年に閉科、H29年にグローカルコース・今年度福祉科開設)③卒業生徒数推移(S40年371名・・・H30年77名)④学科・コース説明 ⑤在籍生徒数(107名が入学した1年生は充足率89.2%だが全体としては74.2%) ⑥出身中学別 ⑦近隣中学の生徒数 ⑧部活動及び部員数 ⑨高校総体の主な戦績(6月1日~4日) ⑩写真館 ⑪令和元年度キャッチフレーズ。

狩野博臣校長

資料の内容は紙面の都合上詳細が書けませんが 是非口加高校のHPを訪問して、今の口加高校を見ていただきたいと思います。高齢者の割合が年々大きくなっていく島原半島で、「地域に元気を与える高校でありたい」と狩野校長先生は仰っております。我々も心からそう期待しております。昨年の口加高校のキャッチフレーズは「行こうか 口加 リニューアル宣言!」。令和元年の今年のキャッチフレーズは「口加で咲こうか!令和から始まるNewGeneration !」
狩野校長の口加を元気にしたいという思いは物凄いものがあり、生徒募集、広報活動、授業環境改善、生徒教育、同窓会・PTA改革など多岐にわたり、「口加高校を島原半島の最南端にある最先端の学校にしたい。“Challenge to Change”」はその目標を表しているフレーズですが、リニューアルして花咲かそうとしている母校に我々関東口加会も微力ながら応援を続けたいと思っております。

公務でご臨席いただけなかった松本南島原市長からのご挨拶を末續正司南島原市役所監査委員事務局長が代読くださいました。昨年『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』で世界遺産に登録され 以前より来訪者が増えたとのこと。帰省の際には「原城跡」や「有馬キリシタン遺産記念館」へ足を運んで欲しいとのことです。また、南島原市は「そうめん」の産地なので「そうめん」産業活性化の為「そうめん振興班」を新設なさったとか。首都圏でのテレビCM活用等、認知度の向上に取り組まれているとのことです。 明治35年「私立口之津女子手芸学校」として創設されて以来長い歴史と伝統のある口加高校を南島原市としてもできる限りの連携・協力を行っていきたいと仰っておりますので心強いことです。

2020オリンピックの、中部口加会&関東口加会による記念総会には沢山の方々の参加を願っております。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

文責 2019.10 総合司会/事務局長 中島直子

第53回参加者名簿(84名)参加者名簿

オリンピック記念総会の概要