第50回関東口加会~屋形船記念総会~

9月も半ばを過ぎ、秋めいた風も吹くようになりました。
ご報告が遅れましたが、6月に開催された創立50周年関東口加会のご報告をいたします。
開催日当日の6月11日(土)は「ここでアイスクリームを売れば儲かりそうだ」と某役員がつぶやくほどの暑い日で、屋形船がぴったりの日でした。
50周年を記念した今回は、参加者全員が「祝50関東口加会」と記された記念の胸章をつけて屋形船に乗り込み、記念の会の気分を盛り上げました。
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記念総会なので例年の総会の始まりとは趣も違い、最初に福田相談役より関東口加会の歴史をお話いただきました。
昭和42年に発足した関東口加会は、現会長が7代目にあたり、設立当時のパソコンも無い時代に、杉谷相談役や岡本相談役が会員への宛名も手書きし、その時代に関東口加会の基礎が築かれたと思っていること、菅沼相談役には19年の長きにわたって会長職を務めて頂き口加会を支えてもらったことなどこれまで口加会へ尽力頂いた方への感謝を述べられました。
長崎県には79校の高校があり、そのうち関東に同窓会があるのは40校、その中でも50周年を迎えるのは口加会のみだとのことです。これは大変喜ばしいことで、ひとえに会員の協力があってこそのこと、そしてこれからも続けていきたいと述べられました。ただ若者がなかなか来てくれないという悩みもあり、出来るだけ若者を誘ってもらいたいとお願いもありました。
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次に平野会長より挨拶があり、来賓への感謝の言葉の後、この1年のイベントについて説明がありました。
下釜校長先生から依頼があり、新しいイベントとして懇談会を行ったこと。これは修学旅行で上京した2年生129名と関東口加会から5名が出席して、後輩へ先輩の生きざまについて話すという会でしたが、後輩からは『進路を決めるうえで役にたった、いい経験をした』と感想が寄せられたこと、そして機会があれば今年もやりたいと話されました。
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また、今年3月1日の卒業式に平野会長と馬場副会長が出席し、厳粛な式に背筋が伸び、いい経験したことも述べられました。卒業式前日の同窓会入会式で89名が入会し、関東に3名出てきたはずだがこの3名から住所連絡がなかったことは残念そうに報告されました。
母校の生徒減少について我々に出来ることとして、『支部を盛り上げて本部同窓会の活性化をはかる』『身内等に口加高校のいいところをPRし口加高校を勧める』『同窓会は財政的に困っているので寄付をする』などの3点を挙げられました。

本部同窓会の林田会長からは、同窓会への寄付へ1000名に近い応募があり、同窓会活動の原資として保っていきたいとお話がありました。また生徒の減少をどうしたものか何か手立てがないか、口加高校としての魅力を作って120の定員を取り戻せるようにする為、支部の協力も必要になってくると協力を求められました。
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今年度2年目の下釜校長先生(第24代校長)は、今回もスクールカラー黄色の名札をつけて出席くださいました。
口加高校は他の高校に比べて同窓会の組織がしっかりしており、歴史だけではなく各支部とも活動が活発で本部同窓会を支えていると言っていただきました。
また、資料に沿って学校の現状も説明頂きました。生徒数についてはわれわれの在籍中と比べると相当印象が違うだろうが、生徒はどこへ出しても恥ずかしくない良い生徒ばかりで今後も温かく見守ってもらいたい、また進学についても復権をめざしている、部活動では女子砲丸投げで1位2位3位を口加で占め、これは30~40年ぶりとのこと(伝達式で賞状を渡すときの笑顔が鉄の塊を飛ばすとは思えないほどの可愛い生徒たちであるとも仰ってました)、陸上部は北部九州大会へ延べ10種目に7名が出場し、その結果次第でインターハイへ出場すること等報告して頂きました。また、グローバルとローカルと一緒にしたグローカルコースという学科が設置されることも報告頂きました。グローカルコースでは世界規模で物事を考え地域に還元する、あるいは地域の課題をいろいろ考えることで世界に羽ばたく、英語教室を活用し国際感覚あふれる若者を育てたいとお話しになりました。
また、熊本地震へのボランティア20名を募ったところ73名の応募があり、公開抽選で決まった20名でガレキ撤去を手伝ったことも報告して頂きました。ガレキは被災した方にとってはガレキではなく財産であるという思いで手伝ってきたという経験は、純粋な生徒の心に何か大きなものを残しただろうと思われます。
卒業式、同窓会入会式、また、修学旅行の折の懇談会で、直接先輩を見ることで志が高くなり、教員にできないことを同窓会でしてもらうといういい意味での新しい伝統を作りたいとも述べられました。
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この日はスクールカラーのノートを500円で販売し、参加者に購入して頂きました。
このノートは学校の購買部では120円で売られているそうですが、卒業生である我々の気持ちも込めて500円で購入させて頂きました。これは熊本地震へのボランティアへ行く際のマイクロバス代、船代に当てられるとのことです。

本部同窓会顧問でもある松本南島原市長にもご挨拶を頂きました。松本市長からは 熊本地震が一般的には「熊本地震」として知られているが北有馬、南有馬を中心に被害があったこと、その状況下でも職員やボランティアを熊本へ派遣したり、義援金を届けたりしたことをお話しいただきました。
観光面で色々被害が出ており、農林漁業民泊やイルカウォッチングなどのキャンセルが出ているなど、影響が出ている現状をお話され、我々卒業生へぜひ地域に協力をお願いしたいと述べられました。
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懇談会は、菅沼相談役の乾杯の音頭で始まりました。
揺れる船内なので座ったままで音頭を取って頂こうと思いましたが 菅沼相談役は50周年の気合いを入れ、「揺れてます」と仰りながらも立ち上がっての音頭取りになりました。
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東京湾を屋形船が周遊する間、中では揚げたての天ぷらが席まで運ばれ、飲み物を飲みながらアツアツの天ぷらと滑らかなおしゃべり、デッキでは海風に当たりながらのおしゃべり・・・と楽しい時間を過ごし、無事戻り、下船時には、お土産の、「祝」と「50周年」の入った紅白の記念の花園饅頭が参加者へ配布されました。
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屋形船総会は今回が2度目になりますが、地上での総会とは一味違う総会&懇談会で、次の屋形船総会は何の記念の会になるのだろう・・、その時も参加できるといいなぁ・・と思いながら下船しました。

少しでも多くの会員の方に総会に出席して頂きたい、その為に役員一同、皆さまに楽しんでいただけるよう知恵を出し合っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
*二次会のカラオケ大会へは用があって参加できず二次会の報告が出来ないことが残念です。

事務局長(当日の司会)中島直子