第51回関東口加会(平成29年6月18日クルーズ・クルーズ新宿)

6月18日、沢山の人であふれる新宿三丁目で第51回の関東口加会を開催しました。
今回は会を始める前に参加者全員で集合写真を撮りましたが、写真撮影を前もってお知らせしていなかった為「え~~ 12時からじゃないの~~」とバタバタさせてしまった方もあり、少々慌ただしい会の始まりになりましたが、3月に卒業したばかりの多比良美弘さんの出席もあり、半世紀を越えた関東口加会の新しいスタートを感じさせる会になりました。

平野会長からは来賓や会員への感謝の言葉の後、この一年間のイベントについて、熊本地震へは半島会と共催で3市へ寄付をしたこと、第2回の座談会では、OB4名に母校に対する想いを語ってもらい、後輩と意見交換できたこと等報告がありました。
一昨年、新入生の数を聞いて「口加がつぶれるのでは・・」と心配した母校の今年度新入生が96名に増え、人口が減る中でのこの数は、びっくりするし、大変うれしいこと、また 新入生の数だけではなくグローカルコースの活躍や再来年新設の福祉学科など口加のスクール革命をうれしく思っているとお話しされました。

第51回ブログ_1

最後に3月に卒業され、国立音大声楽科へ入学された新会員の多比良美弘さんの紹介をして頂き、彼女がプロになった際は関東口加会でぜひ後援会を・・と語られました。

3年連続でおいで頂いた本部同窓会林田会長からのご挨拶では、前同窓会長の松本現南島原市長と林田会長の生年月日が同じということを伺い、また下釜校長は雨男であること、だから必ず雨が降ります・・と予言されましたが、お言葉通り、この日は会の終わる頃には雨が降り出しておりました。新入生が80名から96名へ増え、地元でもこの数年来停滞気味だった口加の評判も持ち直してきているがまだ定員が100%に達しているわけではないので、グローカルコースの成果を出し、来年さらに人数を増やし、1年1年成果を積みながら口加校の名声をさらに高めていきたい、また島原半島に若者を引き止める、その先頭を口加校が切っていくよう、学校に対して、生徒に対して支援が出来ればとお話しになりました。そして同窓会が長く続くためにも、10ある支部、その中でも関東口加会の協力を依頼されました。

第24代、3年目の下釜校長先生は上京する際の揺れる飛行機をスキップの気分と表現していただき、遠方よりおいでいただくこちらは感謝の気持ちです。先生には「2017学校案内」パンフレットに沿って学校の現状を説明していただきました。最初に校訓の説明をしてくださいましたが、創立80周年にできたこの校訓は、長い間引き継いだ伝統校にしかできないと感心していると仰ってくださいました。
グローカルコースの説明もしていただきました。県初のグローカルコースでは「探求型学習」「英語4技能強化」「グローバル教育」の3本の柱で成り立っているそうです。「探求型学習」では南島原市と連携して総合学習の時間を持ち、「英語4技能強化」は大学入試が変わる今有利になり、「グローバル教育」については来年オーストラリアへ語学研修に行くという説明も頂きました。

好奇心と行動力にあふれ、生き生きした子どもたちが、来年、再来年の生徒をつれてくる・・と仰っており、我々もそうであってほしいと願います。他にも進路状況や部活動について説明も頂きました。

松本南島原市長は、今年は同じ同窓生である、秘書広報課黒島班長とご出席いただきましたが、南島原市の現状等についてお話いただきました。少子化で、また学校教育の多様化する中、市内2校を希望する子どもが少なくなった状況の中でグローカルコースができ、グローカルコースと連携して若い世代の視点を取り入れた総合計画の作成を進め、口加校がますます輝いていけるよう市としても支援したいと仰ってくださいました。ふるさと納税も一昨年、昨年と2億を越し、南島原市を思い、応援してくれる方々への感謝を述べられました。原城跡を含む「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の来年夏の世界遺産登録を目指して準備中であることや、今年度宮中献穀事業に南島原市が長崎県で名誉ある選定をいただいたことなども報告くださいました。地域資源を活かして、住み続けたい、住んでみたい街づくりをしていきたいとお話になりました。

今年はドローンで撮影した母校の映像を下釜先生の説明とともに見ました。久しぶりに見る母校の映像は 写真で見るものよりやはりよいものです動画の中には、「南島原市と地元高校生との意見交換会」のNHKニュース映像もありましたが、将来をになう若者であるグローカルコース16名参加の様子に今の口加校生の可能性を感じ、後輩たちに頼もしさを感じました。
また、今年は本部PTA会長の濱田かよ子様(S62加津佐)も出席いただきました。PTA会長の出席は初めてでしたが今後も継続してお願いいたします。

懇親会は「若い人たちの姿を見て元気をもらった」と仰る菅沼相談役の「ふるさとを想いながらこの東京で頑張りましょう」の言葉と乾杯の音頭で始まりました。
関東口加会といえば、やはり、竹下学年幹事の指揮で歌う校歌と菅沼相談役の乾杯の音頭ですね。

懇親会も盛り上がった頃、多比良さんに独唱していただきました。
NHK「とと姉ちゃん」主題歌「花束を君に」(宇多田ヒカル)と「夜桜お七」(坂本冬美)は宇多田ヒカルにも坂本冬美にも負けていない、素晴らしい歌唱力でした。

二次会は希望者約40名の出席で恒例のカラオケ大会。プロ級の多比良さんの歌唱力に負けじと自慢のノドを披露しながら大いに盛り上がりました。

来年の総会にも若い世代の方、初めて参加の方を始め、沢山の方のご参加をお待ちしております。

                                                                                                         (事務局長:中島)